東京では26日、35℃を超えるなど東日本から西日本の広い範囲で猛暑日となっています。

■ゲリラ雷雨が発生 不安定な天気

 午後3時すぎの北九州市。突然、激しい雷雨に見舞われます。

岡野バルブ製造 広報担当 「晴れて暑いなという印象だったが、急に変わった、天気が。まさにゲリラ豪雨って感じの雨量。たたきつけるような雨が降っている。急にこんな天気になっちゃって怖さはある」

 猛烈な暑さの影響で、大気の状態が不安定になりました。

 列島は26日も危険な暑さが続いています。

 全国161地点で35℃を超える猛暑日になりました。

■朝から花火場所取り 暑さ対策は

 真夏日となった静岡県熱海市。ビーチを訪れたのは海水浴客だけではありませんでした。

香港から来た人 「ユーチューバーが動画でこの場所が花火を見るのに良いと紹介していた。たくさんの人がいたので彼らのまねをした」

 夜になると、海岸の上空は大輪の花で彩られます。

 熱海に夏の訪れを告げる花火大会。熾烈な場所取り合戦は、打ち上げの10時間以上前から始まっていました。

女性 「朝ビーチに来たのは9時半くらい。砂浜じゃない所の方がいいと思って場所取りした。子どもたち、ここで最前で見られるから。見やすかったんだよね」

 家族が場所取りに来た午前9時半には、熱海の気温はすでに30℃超え。

 皆さん暑さ対策が欠かせません。

女性 「こういう氷を」 「(Q.すごいパック丸ごと?)パック丸ごと。そしてクーラーボックスの中に入れて、他の飲み物を冷やしながら対策しています」

 そして夫婦のさらなる暑さ対策が…目の前の海に入ること。

夫婦 「(Q.どうでした?)気持ちが良いです」 「ひんやりしていいね」

 東京は、2日ぶりに猛暑日が帰ってきました。

女性(70代) 「あまりの暑さで頭がクラクラしちゃうよね」

■自転車店 パンク修理の依頼急増

 暑さの影響で思わぬトラブルも起きていました。

サイクルピア サクライ 櫻井宏祐代表 「暑くてタイヤが傷んでくる。この一番てっぺんの部分、こんな感じで。この辺はもう破けそう。暑いと擦り減りやすい」

 夏休み、出番も多くなる自転車。扱い方を誤るとパンクを招きかねない落とし穴がありました。

 都内の自転車販売店。暑さが厳しさを増すとともにパンク修理の依頼が急増しているといいます。

櫻井宏祐代表 「一日10件から15件くらい。冬場だと5件くらいなんで倍くらいになっている」

 なぜ、暑さでパンクが増えるのでしょうか。

 炎天下で駐輪している自転車をサーモカメラをのぞいてみると、高温の地面に近いタイヤも熱を帯びているのが分かります。

櫻井宏祐代表 「暑いとタイヤがやわらかくなるので熱で減りやすくなり、タイヤに穴が開く」

 さらに、タイヤの空気が熱で暖まることで膨張し、パンクしやすくなるといいます。

 走る前にタイヤに水を掛けること、空気圧を月に一度チェックすることが予防につながるということです。