パリオリンピックに出場しているイスラエルの選手に対して殺害予告が送られ、フランス検察当局が捜査を始めました。

 ロイター通信などによりますと、28日、検察当局はオリンピックに出場するイスラエル代表団に脅迫メールが届き、選手3人が殺害予告を受けていると明らかにしました。

 イスラエル外務省は開会式が行われた26日、オリンピック期間中にイスラエル選手や観光客がイランの標的にされる可能性をフランス側に伝えていて、イスラエル選手団は精鋭部隊に警護されて移動するなど警備が強化されています。

 また、27日に行われた男子サッカーのイスラエル対パラグアイ戦では、一部の観客がパレスチナの旗を持ち「ジェノサイド・オリンピック」と書かれた横断幕を掲げるなどした行動がヘイト行為として当局が捜査を進めています。