車が突然フラフラ蛇行。雨の高速道路で一体、何が。

 先月16日朝の東名高速道路。雨で車の後方が見えづらくなっています。追越車線から近付いてきた白い車が突然…。

運転していた男性 「『えぇー?』としか思わなかったです。車体が大暴れして中央分離帯に突き刺さっていった」

 現場付近では当時、梅雨前線の影響で発達した雨雲が掛かっていました。

運転していた男性 「わざとじゃなく、水たまりとか踏んで制御不能になっちゃっているのかなと」

交通事故鑑定人 熊谷宗徳さん 「ハイドロプレーニング現象が発生して旋回、スピンしてしまったという状況だと思います。路面とタイヤの間に水の膜が張ってタイヤが浮いてしまう状況。スピードの出し過ぎ、高速度で発生しやすくなります」

 JAF(日本自動車連盟)は「雨の日の高速道路では、速度を抑えて早めのブレーキ操作を心掛けてほしい」と呼び掛けています。