ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が再び急落しています。アメリカの景気後退への警戒感が広がり一時、950ドル以上値下がりしました。

 アメリカ労働省が2日に発表した7月の雇用統計で景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数が市場予想を大幅に下回りました。

 これを受けてアメリカの景気後退への懸念が広がり、ニューヨーク株式市場ではハイテク株を中心に売り込まれてダウ平均株価は一時、950ドル以上下落し、4万ドルの大台を割り込みました。

 将来の相場に対する投資家心理を示す「恐怖指数」も急上昇していて、市場ではアメリカ経済の先行きに対して強い警戒感に包まれています。