中東情勢の緊張が増すなか、ネタニヤフ首相の下でかつて補佐官を務めたこともある政治専門家が取材に応じ、「彼はイスラエルを非常に大きな攻撃に追い込んだかもしれない」と語りました。

ネタニヤフ氏の元補佐官 政治専門家 ミシェル・バラク氏 「ネタニヤフ首相は成果を上げ、イスラエルの中で地位を確立している。一方で、彼はイスラエルを非常に大きな攻撃に追い込んだかもしれない」

 ネタニヤフ氏が副首相の時に補佐官を務めたバラク氏は、イスラエルが敵対するハマスやヒズボラのリーダーを相次いで殺害していることに触れ、「イランやレバノンからの同時攻撃は大きなものになる」と危惧しました。

 一方で、報復を宣言しているイランに対しても「大きな間違いを犯している。私たちを直接攻撃しようとしているが、イスラエルからのさらなる報復は残忍で、彼らが想像もしなかったようなものになるだろう」と警鐘を鳴らしました。