仙台市青葉区の百貨店、藤崎が東北新幹線による高速の輸送サービスを使って、出来立ての首都圏の人気グルメを提供する取り組みを始めました。
午前9時、JR東日本グループが2022年10月に開始した新幹線の輸送サービスを使って、仙台駅に到着した荷物が運び出されます。
いずれも、首都圏の人気店6店で30日朝に作られた出来立ての弁当など人気グルメが25箱、重さにして約170キロ分です。
これらの商品は、東京駅を出発したわずか3時間後に早速、藤崎本館の総菜売り場に並べられました。
今までは販売する日の朝に作られたものをトラックで6時間ほどかけて運んでいましたが、新幹線を利用することでより出来立てに近いものが提供できるようになりました。
また、新幹線は振動が少なく、弁当の中身が崩れにくいのもメリットだといいます。
藤崎バイヤー小野寺拓朗さん「出来立ての味わいですので素材が生かされた味わい、風味となっております。ちょっと天気のいい日にお花見などで食べていただければありがたいかなと思っております」
今回のフェアでは4月1日まで毎日、東京の人気店のヒレカツ弁当や天むす、パンなどが東北新幹線を使った輸送サービスを活用し店頭で販売されます。
4月8日以降は毎週土曜日に、新幹線を使って首都圏の人気グルメを定期的に提供する予定だということです。