9月30日から2日間、khb開局48周年記念イベントあすとつながるぐりりパークを開催します。歌にグルメに体験と様々なブースを設け、khb子どもの笑顔を広げようキャンペーンの一環で仙台こども屋台選手権も開催します。

 子どもたちが、屋台で販売するメニューを試行錯誤の末に完成させました。

 「手の方がやりやすい」「手の方がいいよ」

 エプロン姿の女の子たち。仙台市若林区の南小泉小学校の6年生です。

 ゆでたサツマイモの皮をむいているこの6人は、あすとつながるぐりりパークで開催する仙台こども屋台選手権に出店するチームのメンバーです。

 屋台選手権には仙台市の小学生9チームが出店し、決められた予算内でメニューを考えて販売します。食べた人たちがどのメニューがおいしかったのか投票し、グランプリを決めます。

 メニューは、仙台産の食材を使わなければなりません。当日は子どもたちが調理だけではなく販売も行います。働く喜びも感じてもらうことが狙いです。

 南小泉小学校の6人が販売するのは、東日本大震災の被災地などで栽培されたサツマイモの餅。この日は初めて試作品を作りました。

 皮をむいたサツマイモをつぶして砂糖と片栗粉を入れ混ぜ合わせます。悩んだのが片栗粉の量です。入れすぎると食感が固くなり、少ないと軟らかくなって形を整えにくくなるからです。

 「うまく丸まらなかったりモコモコするところがあって難しい」

 そこで6人は、片栗粉の量を変えたサツマイモの餅を作って出来上がりを比べることに。

 「火加減が分からなくて焦げちゃった」「ひっくり返すのをもう少し手際良くできたらいいなと」

 焼き上がったサツマイモの餅に、手作りのみたらしあんをかけて完成です。

 「今食べているのが大さじ2?ちょっとニョロっとしているね。あまり固まっていない感じ」「(大さじ2の方は)水っぽい感じ軟らかい」「大さじ2の人?大さじ3の人?(全員挙手)

 全員一致で片栗粉は大さじ3に。

 「売れる自信はあります」「みんなで協力して作るので、絶対に成功する」

 子どもたちが作るメニューは、1枚1000円のチケットを購入すると3食分食べられます。気に入ったメニューを投票してグランプリを決めてください。

 あすとつながるぐりりパークでは、他にもたくさんブースがあります。

 会場の様子は、30日午後2時から放送の開局記念特別番組「あすとつながるテレビ」でご紹介します。