秋のアメリカ大統領選挙に向けた民主党の全国大会でバイデン大統領が基調演説に臨み、涙を拭う場面もありました。

 党大会初日の最後に登場したバイデン大統領は、父の業績を称えた娘のアシュリーさんに出迎えられ、涙を拭いながらステージに立ちました。

 バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明してから、まもなく1カ月が経ちますが、会場の代議員や党員から何度も拍手喝采を受けました。

 バイデン大統領は秋の大統領選挙について「アメリカの魂をかけた戦いの中にいる」と述べ、トランプ氏の返り咲きを阻止するためハリス氏の勝利を訴えました。

アメリカ元国務長官 ヒラリー・クリントン氏 「『ガラスの天井』の向こう側でカマラ・ハリスが手を挙げて、第47代アメリカ大統領として宣誓する姿がある」

 女性初の大統領を目指すも8年前にトランプ氏に敗れたヒラリー氏は「戦いは決して諦めてはならない」と述べ、ハリス氏には「人格とビジョンがある」とエールを送りました。