日本が主導する脱炭素の連携枠組み「AZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)」の閣僚会合がインドネシアで開かれ、電力など3分野での協力で合意しました。

斎藤経済産業大臣 「今年はAZECの原則を具体的な行動に移します」

 AZECには日本やオーストラリア、東南アジア諸国など11カ国が参加し、斎藤経産大臣が議長を務める2回目の閣僚会合では電力、運輸、産業の3つの分野で脱炭素の政策協調を進めることで合意しました。

 また、AZECは各国のエネルギー事情を調査し、脱炭素に向けた政策提言を行う研究組織「アジア・ゼロエミッションセンター」を設立しました。

 火力発電の割合が高い東南アジア各国に対し、日本が技術や法などの整備を後押しすることでアジアの脱炭素化を進める方針です。

 10月にはラオスで首脳会合が開かれます。