21日午後5時ごろから、東京都内の広い範囲をゲリラ雷雨が襲いました。

港区では激しい雨が降り、数十メートル先の視界が霞んで見えなくなっています。

都心を中心に夕方から雨雲が急発達。同じ地域に留まり続けました。港区付近では、1時間に約100ミリの雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が出されました。港区付近に記録的短時間大雨情報が出されたのは、ここ10年で初めてのことです。

六本木。冠水した道路をゆっくりと進むタクシーのタイヤは、ほとんどが水の中です。車が通るたび、大きな波ができていました。

麻布十番駅近くの道路が冠水。川のようになっています。車が立ち往生しました。地下鉄にも水が流れ込みました。これ以上、水が流れ込まないように、駅員は地下への入り口を閉める対応に追われました。

交差点を渡るのも一苦労です。

帰宅する人 「Q.自宅はこのルートしかない道はない)回って帰ることもできるが、回った先もこうだったらどうしようと。だいぶ濡れるけど、(自転車を)押して、抜けようと」

東海道新幹線は、東京と新横浜の間で一時運転を見合わせました。また、羽田空港は、落雷の可能性があるとして、飛行機の誘導を中止。国内線は各社、午後6時ごろから離陸できない状態となるなど、交通も大きく乱れました。