超党派の日中友好議員連盟の会長を務める自民党の二階元幹事長が中国を訪問しました。林官房長官は「日中間の重層的な交流と意思疎通が強化される」と期待を示しました。

林官房長官 「今般の日中友好議員連盟会長の訪中により、首脳間で一致した大きな方向性のもと、日中間の重層的な交流と意思疎通が一層強化されることを期待をしております」

 林長官は、2021年秋まで日中友好議連の会長を務めていました。

 日中議連としての訪中は5年ぶりで、福島第一原発の処理水の海洋放出を理由に中国側が日本産水産物を禁輸して1年が経過し、さらに、直前の26日には中国軍機による初の領空侵犯が確認されるなど、日中関係が緊迫するなかでの訪問となります。

 政府関係者によりますと、岸田総理大臣は中国に太いパイプを持つ二階会長に習近平国家主席宛ての親書を託していて、習主席との会談が実現するかが焦点です。