平安時代の終わりごろから多くの和歌にも詠まれている、宮城県の多賀城碑が正式に国宝に指定されました。

 井口亜美アナウンサー「創建1300年を迎え祝賀ムードの多賀城は、多賀城碑の国宝指定を受け更に盛り上がりを見せています」 多賀城碑は高さ196センチの石碑で、神亀元年(724年)に多賀城が設置されたことや奈良の平城京から多賀城までの距離などが記されています。

 3月に国宝指定の答申を受けていましたが、27日に正式に国宝に指定されました。

 多賀城市埋蔵文化財調査センター所長奥山政己さん「多賀城初の国宝ということで、本当にうれしく思ってございます。貴重な文化財として、今後も教育だけではなく観光分野にも広げていきたい」

 多賀城市は、国宝指定をきっかけにより多くの人に多賀城碑を知ってもらおうと、アクリルスタンドやTシャツなどのオリジナルグッズを作成し、観光案内所で販売するということです。