切ったダンボールをつなぎ合わせると、身近なものや世界遺産に大変身します。

 段ボールに直接何かを書き込み、カッターナイフでなぞるように切っていきます。

 それをペタペタ貼っていくと、なんと今にも履けそうなスニーカーが出来上がりました。

 高校3年生の「県大会」さんの作品で、これまでに作ったものは200から300あるということです。

 その中でも特に気に入っているのは約1カ月かけて作ったフランスの世界遺産「モンサンミッシェル」で、高さ80センチもあるそうです。

 県大会さんは中学2年の時に足を骨折して2カ月ほど寝たきり生活を強いられた際に偶然、ネットで段ボールアートを目にして始めたといいます。

県大会さん 「色を付けないからこそ、凹凸や影で表現できる。他のアートでは味わえない工夫の仕方などがある」

 個展を開くことを目標に掲げ、災害などに役立つ便利グッズも作っていきたいと話しています。