宮城県名取市の中学3年男子生徒がいじめを苦に自殺を図った問題で、市の教育委員会は再調査する方針を明らかにしました。

 男子生徒は2024年12月、いじめを苦に校舎の3階から飛び降り大けがをして、市の教育委員会は重大事態と認定して第三者委員会を設置し調査していました。

 男子生徒側は、直接聞き取りが行われず公平公正な調査がされていないとして委員会のメンバーを入れ替えて調査をやり直すよう求めていました。

 市教委は調査が十分ではなかったとして、第三者委員会のメンバー全員を入れ替えて再調査する方針を示しました。

 男子生徒はリハビリを続けていましたが、11日に急性循環器不全で亡くなったということです。

 山田司郎名取市長「ご家族の代理人を通じて、本人への聞き取りも含めて進めてほしいということでお話いただいていた段階でしたので、本当に残念に感じております。心からお悔やみ申し上げたいと思います」