薬を誤って調剤され、服用した女性が死亡したとして、遺族がスギ薬局と薬剤師らに損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 田村マキさん(当時74)は2021年、都内のスギ薬局で調剤された薬を飲んだ後、意識不明になり、その後、死亡しました。

 遺族は誤って調剤された薬を服用したことで田村さんが死亡したとして、スギ薬局と薬剤師らに対して約3850万円の損害賠償を求めて今月28日、東京地裁に裁判を起こしました。

 錠剤を小分けに包装する際、別の錠剤が混ざっていたのに薬剤師が確認する義務を怠ったなどと主張しています。

 スギ薬局を展開する「スギホールディングス」は「調剤過誤によって亡くなったかどうかは民事訴訟を含めて、ご遺族に引き続き誠実に対応して参ります」などとコメントしています。