早くも年末商戦に向けて水産物をPRする展示会が仙台市宮城野区で開催され、海水温上昇の影響などで水揚げが増えた魚を活用した加工品などが紹介されました。
展示会には東北や北海道、九州など全国から176の水産加工業者が出店し、飲食店や量販店の担当者らが新商品などを確かめていました。
特大のホタテフライは、福島第一原発の処理水放出を受けて禁輸措置により出荷停止になり、水揚げできず適性サイズよりも大きく育ち廃棄しなければならなくなったホタテを活用しました。
鈴木奏斗アナウンサー「身がふわっふわでホタテの甘みもしっかりと感じられます。子どもにも人気が出そうですね」
宮城県で居酒屋の経営も行う金市朗が開発した石巻産タチウオの一夜干しは近年、海水温の上昇で東北で水揚げ量が増えているタチウオを加工品にすることで、鮮魚として売るよりも付加価値を付けました。
仙都魚類製品部岩田晋也部長「今まで加工していた物が取れなかったりと(水産加工業者は)苦労していると思います。これからの水産物の消費拡大に少しでも力になれればと思っています」