宮城県の大崎市民病院で歯科医師が職員らに暴行しけがをさせた事件で、再発防止策を盛り込んだ報告書がまとまりました。
4月、大崎市民病院の歯科医師の男が診察室で歯科衛生士の首を絞めて押し倒し、止めに入った別の職員の髪も引っ張るなど暴行を加えけがをさせたとして起訴されました。
有識者を交えた再発防止対策委員会は、歯科医師は勤務歴が浅くベテラン職員らから高圧的に意見されていたと指摘し、組織管理態勢の強化や外部の相談窓口の新設、職員へのハラスメントアンケート実施などを盛り込んだ報告書をまとめました。
大崎市病院事業並木健二管理者「当病院としてはこのようなことが二度と起こらないよう、報告書を基に迅速な対応を持って改善していきたい」
大崎市病院事業不祥事再発防止対策委員会櫻木晃裕委員長「一貫性のあるマネジメントが行われていたわけではありませんので、職務の見直しの重要な機会になった。より良い組織にしていくためのスタートになったのではないかと考えている」