アメリカ軍と韓国軍は朝鮮半島有事をにらみ、北朝鮮への上陸作戦を想定した大規模な訓練を実施し、メディアに公開しました。

 米韓両軍は韓国南東部の浦項(ポハン)で北朝鮮への奇襲作戦を想定した大規模な上陸訓練「双竜訓練」を公開しました。

 今年は特に、米韓合同で司令部を編成するなど指揮命令系統の能力向上に力を入れたということです。

 訓練は米韓の海軍と海兵隊が中心となって実施し、沖に停泊する艦艇から水陸両用の装甲車で多くの兵士が海岸に上陸したほか、F35戦闘機やパラシュート部隊なども参加し、空や海から上陸を支援しました。

 訓練は先月26日から始まり、今月7日まで行われる予定です。

 韓国軍の司令官は今回の訓練について「米韓の海軍と海兵隊の相互運用性を強化し、戦闘の準備態勢を高く引き上げる」と意義を強調しています。