将棋の藤井聡太七冠（22）に永瀬拓矢九段（31）が挑戦する王座戦第1局が神奈川県秦野市で始まりました。

　王座戦五番勝負の第1局は4日午前9時、秦野市の温泉旅館で始まりました。

　永瀬九段が先手で、飛車先の歩を突きました。

　前回の王座戦では、藤井七冠が永瀬九段からタイトルを奪取し、史上初の八冠独占を達成しました。

　「棋聖」と「王位」で永世称号の資格を獲得し、強さを見せる藤井七冠は「王座」の初防衛を目指します。

　一方、挑戦者となった永瀬九段は「ゼロからのスタート。精神的に頑丈になった」と「王座」奪還を目指します。

　持ち時間はそれぞれ5時間で、1局の勝敗は4日の夕方以降に決まる見込みです。