一部で品薄となっている米の需給状況などを巡って農林水産省で会議が開かれ、生産者や卸売業者らが集まり、意見交換が行われています。

農水省 大臣官房 宮浦浩司総括審議官 「それぞれの立場でお話しいただくというのが趣旨でありますので、今回も忌憚(きたん)なく情報交換、意見交換していただければと」

 4日午前10時から始まった会議には、米の生産者や卸売業者、農協関係者ら18人が集まりました。

 農水省からは現在の需給状況などについて説明され、会議の参加者からは「生育が良く、去年よりも新米の出荷は早まっている」といった意見や今後の米の価格について、「(生産に掛かる)経費が上昇しているので、適正価格として値上げしていかなければいけない」といった意見が出ました。

 米の品薄を巡っては農水省が先月、卸売業者らに対し、スーパーなどの小売店に十分に行き渡るよう要請するなどの対応を取っています。