自動音声機能を使って嘘の110番通報を繰り返し警察の業務を妨害したとして、大阪市に住む24歳の男が逮捕されました。

 偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪市住吉区に住む無職・藤田俊容疑者(24)です。

 捜査関係者によりますと、藤田容疑者は今年7月、架空の女性の声を使った自動音声で「救急車を呼んで下さい」などの嘘の内容や無言による110番通報を65回繰り返し、大阪府警の業務を妨害した疑いが持たれています。

 嘘の通報を受けて実際に警察官が「現場」に駆け付けたケースも24回あり、警察官の通常業務が妨害されたということです。

 警察は、藤田容疑者が去年から合わせて150回、嘘の110番通報を繰り返したとみていて、詳しい動機や経緯を調べています。