小林製薬の紅麹サプリによる健康被害を訴える男性が、損害賠償を求めて提訴しました。

 訴状によりますと、大阪府の40代の男性は小林製薬の紅麹サプリを服用後、急性腎障害などと診断されました。

 男性は、小林製薬が早期に公表していれば購入しなかったとして、およそ490万円の損害賠償を求めて提訴しました。

 小林製薬によりますと、健康被害を巡る提訴は初めてだということです。

 小林製薬はすでに医療費などを支払い、今後、摂取との因果関係があると判断できれば適切な補償を行うなどと請求棄却を求めています。