インカレ水泳3日目の最終種目。大盛り上がりとなった男子4×100mメドレーリレーでは、近畿大学が学生新記録をたたき出しました。

予選からメンバーを変え、背泳ぎは100mで2位の佐藤佑亮選手(近畿大学1年)、平泳ぎは100mで予選・決勝ともに自己ベスト更新で優勝した大蔵礼生選手(近畿大学2年)、バタフライは世界水泳福岡代表の森本哲平選手(近畿大学4年)、自由形は世界短水路選手権やアジア大会日本代表経験のある渡邊天馬選手(近畿大学4年)。

近畿大学男子は初の総合優勝を目指しており、得点が倍になるリレー種目は大事な要となります。

最初の背泳ぎ・佐藤選手が2位で引き継ぐと、平泳ぎの大蔵選手が他を圧倒する泳ぎを見せ、近畿大学がレースを引っ張る展開。すでにこの段階で大会記録よりも早いタイムをマークします。

その後のバタフライ・森本選手や自由形・渡邊選手も世界で戦ってきた意地を見せ、タイムは3:34.06。4×100mメドレーリレーの大会記録、並びに学生記録を塗り替えての優勝となりました。

ラストイヤーとなる森本選手は、「個人種目がダメだったので、頼もしい仲間と一緒にこの種目だけは獲りたかったのでよかった」、同じく4年の渡邊選手は「(チームメイトからの声援は)すごくチーム力を感じて、とてつもない力に変わった」と話し、大学対抗戦ならではの力があふれる結果となりました。

男子4×100mメドレーリレー結果 1.近畿大学(佐藤・大蔵・森本・渡邊) 3:34.06 学生新 2.明治大学(柳川・小嶋・成嶋・五味) 3:34.82 3.東洋大学(竹原・釜田・牧野・松下) 3:36.73