9日の日経平均株価は、取引開始直後から大きく値を下げ、一時、下げ幅は1100円を超えました。しかし、その後急回復し、終値は先週末より175円安い3万6215円でした。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木隆氏 「二番底への意識が強いものですから、この日経平均で3万5000円という大きな節目を割ってしまうのではないかという危機感もあった。この3万5000円の大台を割らなかったということで、下げ幅を急速に縮めて終わった」

 市場が注目しているのは13日です。

広木氏 「今度の週末金曜日(13日)には、9月限月(期限)の先物とオプション取引のSQ(特別精算指数)の算出日があります。毎月のようにSQがあるが、3月・6月・9月・12月のSQは先物とオプションの特別精算指数が重なって算出される。こういう先物取引の清算日にはマーケットが変動しやすいというジンクスがあって、警戒感が強まる」

(「グッド!モーニング」2024年9月10日放送分より)