総額600億円に上る犯罪収益の資金洗浄事件で、公開手配されていたグループの主要メンバーの男がフィリピンで身柄を拘束されたことが分かりました。

 伊藤真也容疑者(37)は9日、逃亡先のフィリピンで拘束され、入国管理局の施設に収容されました。

 伊藤容疑者は2日に逮捕された池田隆雅容疑者と同じく「リバトングループ」と呼ばれる組織で資金洗浄を繰り返していたとみられ、主要メンバーの1人として公開手配されていました。

 伊藤容疑者は台湾を経由してフィリピンに入り潜伏生活を送っていたとみられ、日本の外務省から9日に旅券返納命令が出されていました。

 今後、伊藤容疑者は日本へ送還される見通しです。