北朝鮮メディアは金正恩総書記が建国記念日に合わせて演説し、「核兵器の数を大幅に増やす政策を揺るぎなく貫徹している」と述べたと報じました。

 10日付の朝鮮労働党の機関紙は建国76年の記念日に合わせ、金総書記が党と政府の幹部らに向け演説したと伝えています。

 金総書記はアメリカが主導する軍事同盟の拡張が「重大な脅威として迫ってきた」と指摘しました。

 そのうえで、「敵国の威嚇的行動にも徹底的に対応できる核の能力を絶えず強化していく」、「核兵器の数を幾何級数的に増やす」と改めて強調しました。

 また、「我々は責任ある核保有国だ」「自衛のために保有した核兵器は誰の脅威にもならない」と主張しました。