東京電力が福島第一原発で燃料デブリの試験的な取り出しを開始したことを受け、林官房長官は廃炉に向け、国としても「最後まで責任を持つ」と強調しました。

林官房長官 「国としても、福島第一原子力発電所の安全かつ着実な廃炉に向けまして、引き続き最後まで責任を持って対応して参ります」    林長官は「廃炉の根幹となる最も困難な作業段階に入る」と述べ、東電に対し、これまで以上に高い緊張感を持って対応するよう求めました。

 また、原子炉内の状況や燃料デブリの清浄等に関する知見も踏まえて、作業を柔軟に見直しながら廃炉に向けて段階的に取り出し規模を拡大していくと述べました。

 東電は10日、福島第一原発2号機で延期されていた燃料デブリの試験的取り出しを開始しました。