27日に投開票される自民党の総裁選挙に向け上川外務大臣は「覚悟をもって国難にあたり、日本の新しい景色を国民と一緒に創りたい」と述べ、立候補を表明しました。

 上川氏は「1年前に外務大臣に就任して以来、全国の皆さんから日本初の女性総理になってほしいと多くの声を寄せていただいた」と述べました。

 今回、岸田総理大臣の不出馬表明を受け、「熟慮の末に決断した」ということです。

 外務大臣としてウクライナを訪問し地下の防空壕から記者会見に応じた経験にも触れ、「どんな困難な状況でも決断してきた私だからこそ覚悟を持って国難にあたることができる」と強調しました。

 出馬表明会見では「誰一人、取り残さない社会」を掲げ女性の参画を後押しすることや子育て世代の負担軽減などを訴えました。

 物価高対策や賃上げなどについては岸田政権の政策を引き継ぐ姿勢です。