JR貨物で貨車などに使用する輪軸を組み立てる作業で、データを差し替えるなどの不正が行われていた問題で、国土交通省が立ち入り検査を行いました。

 立ち入り検査の対象は、不正が確認されたJR貨物の広島車両所など合わせて3カ所です。

 JR貨物によりますと、不正行為は貨車などに使用する輪軸を組み立てる作業で基準値を超える圧力をかけたにもかかわらず、データを差し替えるなど基準値通りだったとしていました。

 国交省は、不正が確認された貨車560両と機関車4両を検査するということです。

 不正は7月に新山口駅で起きた貨物列車の脱線事故を受けた社内調査で発覚し、この車両でも不正が行われていました。