NHKのラジオ国際放送で中国籍のスタッフが、尖閣諸島は「中国の領土」などと発言した問題で、総務省はNHKに対し、再発防止策の徹底を求め、行政指導しました。

 NHKの中国籍の外部スタッフは、先月19日の中国語の生放送で、尖閣諸島を「中国の領土」などと原稿にない不適切な発言を行いました。

 総務省はNHKに対し、「国際放送を担う公共放送としての使命に反するもので放送法に抵触する」などとし、11日、注意の行政指導を行いました。

 これを受け、NHKは「再発防止策を確実に行い、リスク意識の向上を図る」とコメントしています。

 NHKは10日、会長以下、幹部5人などの処分と問題についての調査報告を発表しています。