単独の農協としては国内トップクラスの米の輸出を行っているJAみやぎ登米が、農畜産物輸出の手本となる取り組みとして国から認定を受けました。

 JAみやぎ登米が認定を受けたのは、海外の規制やニーズに対応し輸出の取り組みの手本となるフラッグシップ輸出産地です。

 6月に開催された有識者会議で、農畜産物を輸出している全国の42団体が選定されました。

 JAみやぎ登米は、香港やシンガポールなどに2023年産の米を3574トン輸出しました。2018年産の938トンに比べ約3.5倍となっていて、単独の農協としては国内最大級の輸出量です。

 輸出用の米の生産に取り組む農家も527戸と、6年前に比べ約2倍になっています。 

JAみやぎ登米佐々木衛常務理事「農家の方がこれまで取り組んできたことが認められたという部分では、大変うれしく思う。一番は日本の食文化を海外にも是非輸出してもらい、そして日本の米をもっと食べていただけるような空気が醸成できれば」

 国では今後、海外バイヤーとの商談会開催や輸出先の拡大などJAみやぎ登米を支援していくことにしています。