グループ補助金をめぐって口利きを行い報酬を受け取った罪に問われている元宮城県議、仁田和廣被告の裁判で宮城県職員の証人尋問が行われ「本会議で問題にするぞ」と圧力をかけられたと証言しました。
元県議の仁田和廣被告(73)は2020年から2022年にかけて、福島県沖地震で被災した企業を支援する補助金が交付されるよう水産加工会社の元社長の依頼で県職員に働き掛け、見返りに現金50万円を受け取った罪に問われています。
これまでの裁判で仁田被告側は「復興のために行った正当な政治活動」として無罪を主張しています。
26日の裁判で証人尋問が行われ、県職員は「応接室に呼ばれ『本会議で問題にするぞ』と1時間ほど叱責を受けた」と証言し「仁田被告に『罹災証明が無く申請額では通らない』と伝えると『お前たち素人には分からない』と言われた」と話しました。
次回の裁判は、10月10日に開かれます。