走行中の東北新幹線の連結が外れた問題は、約4万5000人に影響が出ました。JR東日本の調査で、運転台にあるスイッチの裏などから見つかった金属片により誤作動が起きたとみられることが分かりました。

 19日、宮城県を走行中の東北新幹線で車両の連結が外れ、はやぶさとこまちは自動的に非常ブレーキが作動し緊急停車しました。

 JR東日本が調査したところ、こまちの運転台にあるスイッチの裏などから約2センチの金属片が見つかりました。

 金属片がスイッチの端子に接触することで誤作動を起こし、連結部分が外れたとみられています。

 当該車両を製造した日立製作所や川崎車両によりますと、ドリルなどを使用した際に金属片が発生し車体内部に残った可能性があるということです。

 JR東日本は、10月末までにスイッチの配線を取り除き使用できなくする方針です。