仙台市の敬老乗車証の自己負担割合が10月から、現在の原則10%から25%に変わります。引き上げを前に駆け込みでチャージをしようと、窓口が混雑しています。

 新田智紀記者「敬老乗車証の利用者負担割合の10月からの引き上げを前に、青葉区役所の特設会場には前の年に比べ4倍から5倍の利用者が入金に訪れているということです」

 70歳以上の市民が対象の仙台市の敬老乗車証は、事業費の増加が見込まれることから原則10%の自己負担を10月1日から原則25%に引き上げることにしています。

 9月中は現在の低い負担割合でチャージできることから各区役所や総合支所、仙台駅の窓口は駆け込みでチャージに訪れる市民で連日混雑しています。

 8月に訪れた市民の数は前年同月に比べ約4倍の2万1000人で、入金額は7倍となる約1億1000万円に上ったということです。

 市民「年寄りの唯一の交通手段であり負担の引き上げは困りますね本音は」「私はバス券(敬老乗車証)があって、ありがたいと思っています。それぐらい(の負担)だったら」

 仙台市では、混雑を避けるため早めのチャージを呼び掛けています。

 仙台市高齢企画課小笠原誠課長「30日は最終日となりますので、大変混雑が予想されるとともにシステム更新のため受け付けの方も早めに終了する場合もございます。皆様のご理解を賜りますようよろしくお願いしたいと思う」