12月に開通予定の宮城県女川町の出島大橋で、地元の子どもたちが橋をキャンバスに絵を描くイベントが開催されました。

 女川町では、出島大橋について知ってもらおうと地元の子どもを招いて見学会を開催していて、24日には女川小学校の児童約100人が参加しました。

 見学の後、舗装前の橋の路面をキャンバスに絵を描くイベントが開催され、子どもたちは町での生活を思い返したり出島大橋の完成を想像したりしながら、思い思いの絵を描いていました。

 児童「(町の伝統芸能)獅子振りをやってるので、獅子振りを描きたいなって思いました」

 出島大橋は女川本土と出島を結ぶ全長364メートルのアーチ橋で、町が約170億円をかけて建設を進めています。

 完成すれば、出島の産業活性化や生活の利便性向上のほか、原発事故や災害時の避難道路としても期待されています。

 児童「(完成が)楽しみです。島がもっと楽しくなったら良いなって思います」「(出島に行って)夏休みとかに友達と海水浴とかバーベキューをしたいです」

 今後、児童が描いた絵の上をアスファルトで舗装し12月19日に開通する予定です。