レバノンの首都ベイルートにあるイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の中央司令本部への攻撃で最高指導者ナスララ師を殺害したとイスラエル軍が発表しました。

 ベイルート南部のダヒエでは27日、ヒズボラの中央司令本部に空爆がありました。

 イスラエル軍は、この攻撃で「ヒズボラ」の最高指導者ナスララ師を殺害したと明らかにしました。

 また、イスラエルとの境界で戦闘を続けるヒズボラの南部戦線の司令官らが死亡したことも確認したとしています。

 これまでのところ、ヒズボラからの声明は出ていません。

 ナスララ師は1960年生まれで、32歳の時に前任者がイスラエル軍の攻撃で殺害された後、ヒズボラの第3代最高指導者になりました。

 去年10月にガザ地区での衝突が始まって以降は、イスラエルへの攻撃を続けてきました。