宮城県議会9月定例会は27日から一般質問が始まり、仙台医療圏の4病院再編や宿泊税などについて論戦が交わされました。

 宮城県の4病院再編構想では、名取市の県立精神医療センターを仙台市青葉区の東北労災病院と合築して富谷市に移し、名取市に精神医療センターの分院を置く案が示されていますが、計画への反発から基本合意はできていません。

 一般質問で村井知事は、改めて基本合意を目指して協議を続ける考えを示しました。

 村井知事「引き続き、基本合意の締結に向けた協議を継続するとともに、病院再編に伴う懸念や不安を少しでも払拭できるよう、丁寧な説明と情報提供に努めてまいります」

 宮城県と仙台市が導入を目指す宿泊税については、条例案の取り下げを求める質問もあり知事は必要性を強調しました。

 舩山由美議員「多くの事業者の方が反対の声を上げている。こうした声を切り捨てて知事は前に進むつもりなのか」

 村井知事「決して切り捨てることではなく、そういった方たちの意見も聞きながら、やってよかったなと思ってもらえるように努めていきたい」

 宮城県議会の一般質問は、10月3日まで行われます。