北海道で野鳥のハヤブサ1羽が死んでいるのが見つかり、遺伝子検査をしたところ、高病原性鳥インフルエンザウイルスが今シーズンで初めて検出されました。

 環境省によりますと、先月30日、北海道乙部町で国内希少野生動物種に指定されているハヤブサ1羽が死んでいるのが見つかりました。

 今月1日に簡易検査をしたところ、A型鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、国立環境研究所で遺伝子検査を行った結果、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

 野鳥における高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたのは今シーズン初めてです。

 これを受けて環境省は、全国の対応レベルを4日付で「2」に引き上げて監視を強化しています。

 環境省は同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡している場合は近くの自治体に連絡するように呼び掛けています。