イランの最高指導者・ハメネイ師がイスラエルへの大規模な攻撃について正当なものだと主張し、「必要があれば合理的な措置が再び取られるだろう」と牽制(けんせい)しました。

 イランの最高指導者・ハメネイ師は4日、イスラエル軍に殺害されたイスラム教シーア派の親イラン武装組織「ヒズボラ」の最高指導者・ナスララ師を追悼する式典に出席し、演説しました。

 そのなかでハメネイ師は、イランが実施した1日のイスラエルへの大規模な攻撃について「完全に合法かつ正当だ」と主張しました。

 さらに「今後、必要があれば正しく合理的な措置が再び取られるだろう」として、イスラエルが反撃した場合、対抗措置を取ると牽制しました。

 今回の演説ではハメネイ師の傍らにライフルが置かれていて、共闘する組織の指導者が相次いで殺害されたことへの警戒感がうかがえます。