大地震により、仙台駅周辺で多くの帰宅困難者が発生したという想定で対応訓練が行われました。

 訓練は、仙台市と関係団体でつくる協議会が実施しました。最大震度6強の地震で公共交通機関が停止した想定で行われ、ボランティアや事業者など約200人が参加しました。

 高齢者や外国人も想定した帰宅困難者に対し、市の職員などが帰る手段があるかどうかを聞き取り、一時滞在場所の近くのホテルまで移動しました。

 ホテルではスタッフが受け付けして、帰宅困難者に食料などの物資を配布するまでの流れを確認しました。

 参加者「冷静に初めて会う帰宅困難者の方々と力を合わせて、連携を取って落ち着いた行動を取ることが大事だと思った」

 東日本大震災と同じ規模の地震が起きた場合、仙台駅周辺では約1万1000人の帰宅困難者が発生すると推計されていて、仙台市では事業者などの協力を得て駅周辺の25カ所を一時滞在場所として確保しています。