商品の値上げが相次いでいますが、その波は子どもたちが大好きな駄菓子にも押し寄せています。

 チョコレートに、キャンディー、スナック菓子。300種類以上の駄菓子を販売する仙台市青葉区のお店。子どもたちにとって夢のような空間ですが、この店にも相次ぐ値上げの影響が広がっています。

 中津川夏帆記者「駄菓子の定番といえばうまい棒ですが、10月から15円に値上がりしたということです」

 うまい棒を販売するやおきんは、コーンや植物油などの原材料費や配送費などの価格上昇に伴って、10月出荷分から税抜き12円を15円に値上げすると発表しました。チョコレート菓子の値上げも相次いでいて、

 今も昔もおなじみのチョコバットは、税抜き30円から35円になりました。

 買い物客「自分が子どもの頃と比べるとあまり値段を気にしない年齢になったので値上げが分からなかったが、言われてみれば高くなったかなと」「放課後にお子さんをお預かりして支援する仕事です。支援の中でお菓子の時間があるのですが、お菓子を選びに来ました。(高くなって)選べるお菓子がだんだん少なくなっていると思います」

 この店では毎月2品から6品ほどが値上げをせざるを得ない状況となっていて、10月は複数のメーカーから計10品ほどの値上げの連絡を受けました。

 杜屋文化堂商店柳井真弓代表「毎月少しずつ値上がりしている商品もあるので、またかという感じもある。若い方の買い控えや買う量が少なくなっていると感じる」

 数円の値上げも子どもたちにとっては大きな負担です。店では、少しでも値段を抑える工夫をしようと事前に在庫を多く仕入れることで、価格を据え置いて販売している商品もあります。

 杜屋文化堂商店柳井真弓代表「お客様にどうしてここまで高くなったのと聞かれたら、丁寧に説明していきたい」