水産業の脱炭素化を進めようと、次世代エネルギーの活用方法を学ぶセミナーが宮城県石巻市で開催されました。

 次世代エネルギーを活用して地域の脱炭素化を進めようと宮城県が開催したセミナーには、水産関係者約30人が参加しました。

 地元の水産加工会社の経営者が、地球温暖化の影響などで宮城県産養殖ホタテの生産量がピーク時の5分の1に落ち込んでいる現状などが報告されました。

 東北大学大学院の高村仁教授は、水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池を紹介し従来の発電方式に比べCO2の排出量が抑えられると説明しました。

 参加者「どういうところで自分が関われるのか、情報を収集しないといけないと思いました」

 宮城県は、水産業への燃料電池導入の効果をシミュレーションし実用化につなげていきたいとしています。