宮城県石巻市では、障害のある人たちが災害用の備蓄セットを梱包する作業を行っています。
災害発生から72時間の命をつなぐ飲料水やレトルト食品、衛生用品など75品目の緊急支援物資が詰め込まれた備蓄セットは、阪神淡路大震災や東日本大震災などで避難所での支援物資の仕分け作業に多くの労力が掛かったことから考案されました。
石巻市社会福祉協議会は、2023年にセットの梱包作業を請け負いました。1箱当たり350円の報酬が支払われます。
新年初めての作業となった6日、福祉施設の利用者や職員らが段ボールに丁寧に備蓄品を詰めていました。
石巻市社協みどり園黒澤直樹施設長「私たちは物資が無かったことが一番不安でしたので、常に備蓄があることでいざという時のために役立てていただければ、大変ありがたい」
梱包されたセットは、7日以降福島県と千葉県の自治体に届けられるということです。