18日、列島は広く高気圧に覆われ、全国的に穏やかな冬晴れになりました。太平洋側は関東を中心に乾燥して冬らしい寒さが続きました。

■全国的に穏やかな冬晴れ

 気合を入れて、いざ真冬の海へ。千葉県館山市では新春の伝統行事「寒中水泳大会」が行われました。18日朝の最低気温は3.1℃。

参加者 「最高でした。冷たくなかったです。大丈夫っす」

 日中は日本海側を中心に厳しい寒さが和らぎ、全国的に穏やかな冬晴れとなった18日。

 1週間ぶりに0℃台と冷え込んだ東京都内では、寒い時に食べたくなる「おでん」のイベントが開かれています。

 24店舗の異なるおでんの店が立ち並び、大勢の人がその「違い」を楽しんでいます。おすすめされたのが、ピンク色の玉子が目を引く東京・三角屋の「下町おでん」です。

立ち飲みフェス実行委員会 加藤未央さん 「なぜピンクかと言うと、紅ショウガとあごだしスープにタマゴを浸けていまして、良いアクセントになっている」

 もう一つおすすめされたのが、沖縄のおでん。何か麺のようなものが入っていますが…。

立ち飲みフェス実行委員会 加藤未央さん 「沖縄はやっぱりスパムともずくが有名。もずくが入ったおでんになっている」

 豚の骨付きあばら肉を柔らかく煮込み、さらにスパムともずくが入っています。

千葉からの来場者 「沖縄(おでん)はもずくが入っていて斬新」 「(Q.おでんどうでした?)大根が嫌いだったけど、おいしかった」

 今シーズン最も寒いマイナス17.6℃を観測した岐阜県高山市荘川町の六厩地区。太陽の熱は届きませんが、その光が極寒の地に絶景を作り出しました。

 「ダイヤモンドダスト」。空気中の凍った水蒸気が光にキラキラと反射する現象です。

愛知県から来た人 「こんなに出るのも珍しいんじゃない?」

 さらに18日の朝はダイヤモンドダストが光に反射して、光の柱のように見えるサンピラーも出現。

愛知県から来た人 「ちょっとラッキーです」

 この時期にしか見ることができない自然が織りなす芸術。

 滝全体が真っ白く凍結する現象「氷瀑」もその一つです。茨城県の袋田の滝もすでに凍り始めています。

袋田観瀑施設 村山康さん 「今、3割くらいなんです。凍結の状況が」

 日中の気温が10℃を超えてしまうと溶けてしまうという氷。温暖化の影響なのか、2012年を最後にすべてが凍り付く「完全凍結」には至っていません。

袋田観瀑施設 村山康さん 「寒さがきてくれることを期待して8割、9割くらい凍ってくれればいいのかなと思います。自然の神頼みですかね」