仙台市八木山動物公園で12月、ホッキョクグマの2頭の赤ちゃんが生まれました。ホッキョクグマの子育てはとても難しいということですが、3週間経った今も順調に育っています。

 12月20日、ホッキョクグマのポーラは出産の兆候を見せていました。

 そして立ち上がった時に1頭目が生まれました。

 さらに1頭目の赤ちゃんが元気に鳴く中、2頭目も生まれます。

 出産から2日間。ずっと赤ちゃんに寄り添っていたポーラ。

 初めて水を飲みに行った時に、2頭の赤ちゃんを確認することができました。

 生まれた時の体重は、600gほど。

 性別は分かりませんが、ポーラのお乳を飲んですくすくと育っています。

 ホッキョクグマの飼育員・山崎槙さん「2頭とも非常に元気にしています。基本的にお腹が空いたらギャーギャー泣いて、母親から授乳してもらったらすやすや寝ているのをずっと繰り返している形です。(ポーラは)子育てにすごく集中しているなと感じています。子供にずっと寄り添っていて、水を飲みに行く以外は基本的にずっと子どもを抱いています。」

 ホッキョクグマの子育てはとても難しく、ポーラはこれまで3回出産していますが、お尻で踏んでしまうなどして、いずれも赤ちゃんのうちに死んでしまいました。

 飼育員・山崎槙さん「毎日ドキドキしながら見守っている状態なので、まだすごくうれしいと喜べるくらいまで緊張感がほどけていないかなという感じはしますけど、ここまでは順調でうれしく思っています。」

 八木山動物公園では子育てに専念できるよう当面の間、ポーラとオスのカイの展示を中止しています。