イスラエルネタニヤフ首相のスポークスマンがANNの単独取材に応じ、ガザ地区の停戦合意にアメリカのトランプ次期大統領が一役買ったと明かし就任に期待を寄せました。

ネタニヤフ首相 スポークスマン デイビッド・メンサー氏 「トランプ次期大統領は大きなインパクトを与えました。しかし、もちろんバイデン政権は何カ月も何カ月もこの合意を求めて圧力をかけてくれた」

 ANNの単独取材に応じたデイビッド・メンサー氏は、このように述べた一方で、停戦合意が実現した要因は、ハマス側の考えが変わったためだと強調しました。

 ハマスの後ろ盾であるイランなどが弱体化したことを挙げています。

 そのうえで、イランの力が弱まった今であれば、トランプ次期大統領が中東の秩序を変えるために目指すイスラエルとサウジアラビアの国交正常化も実現すると、期待感を示しました。

ネタニヤフ首相 スポークスマン デイビッド・メンサー氏 「イスラエルはサウジアラビアとの国交正常化を望んでいる。私たちは実現可能だと信じている」

 両国の国交正常化には、パレスチナの国家樹立という前提条件があり、ガザ地区での戦闘が始まって以降、難航していました。