文化放送の齋藤清人社長はフジ・メディア・ホールディングスに対し、臨時取締役会の開催を申し入れたことを明らかにしました。

 文化放送はフジ・メディア・ホールディングスの株を約3.33%保有する株主で、齋藤社長はフジ・メディア・ホールディングスの社外取締役を務めています。

 文化放送によりますと、21日に開かれた文化放送の定例記者会見で、齋藤社長は「フジテレビの発信するものに注目していましたし、先週の会見を受けてやはり、まだまだ足りていないところがある、我々にもきっちりと説明がほしいということ。とにかくガバナンスの早急な立て直しが必要であると感じていますので、取締役として今月末の定例の取締役会の前に、臨時取締役会の開催を申し入れしております」と述べたうえで、フジテレビの会見について「あまりにも回答を差し控えるという回答が多かった。きつい言い方ですけど、何のための会見だったのか」と厳しく指摘しました。