宮城県栗原市の3つの公立病院で時間外手当などの一部、計1300万円余りが未払いになっていたことが分かりました。

 未払いが分かったのは栗原市立の栗原中央、若柳、栗駒の3病院です。

 未払いは医師や看護師らに対する時間外手当など2024年4月から10月分で延べ720人、総額1343万円に上ります。

 栗原市によりますと、2024年8月に大崎市民病院で判明した未払いを受け調査を始めた結果、大崎市と同様に時間外手当などを算出する際に診療手当や研究手当などを除外していたことが分かったということです。

 未払い分は12月に既に支払われ、11月分からは正しい算出方法で支払われているということです。

 栗原市では合併した2005年から算出方法に誤りがあったとしていて、今後労働基準監督署と相談し過去の未払い分について検討していく方針です。