経団連と労働組合の中央組織「連合」のトップが会談し、今年の春闘が事実上スタートしました。賃上げの勢いを「定着」できるかが焦点です。

経団連 十倉雅和会長 「今年はここ2年間で醸成されてきました、賃金引き上げの強いモメンタムを定着させる年にしなければなりません」

連合 芳野友子会長 「ようやく動き始めた賃金の流れを滞らせることは絶対に避けなければならない」

 経団連と連合は、賃上げの定着や適正な価格転嫁などが重要になるという認識を共有しました。

 大手企業では、すでに去年並みの「5%」の賃上げ方針や、初任給を引き上げる動きが広がっています。

 この流れをいかに波及できるかが課題で、連合は中小企業について、大手を上回る6%以上の賃上げを求める方針です。

 十倉会長も、「賃上げの定着には中小企業などの賃上げが不可欠」と話しました。