労働組合の中央組織連合の芳野会長は石破総理大臣と会談し、総理大臣と連合会長が労働政策について話し合う「政労会見」の復活を求めました。賃上げを目指す政府と連合が接近しています。

連合 芳野会長 「総理の方からは、いわゆる労働組合の必要性ですとか、やはり働いてる人たちの権利義務ですとか、非常に労働組合の価値について総理もご理解いただいているので、もっと組合づくり頑張ってほしいと」

 芳野会長は経団連の十倉会長との会談後、総理官邸を訪れました。

 石破総理は芳野会長から要請を受け、「前向きに検討する」と応じたということです。

 芳野会長は賃上げの必要性について「考え方は総理と一致している」と述べ、石破総理から中小・小規模事業者の労働組合の組織率を引き上げるようにエールをもらったと明らかにしました。

 おととし、岸田政権で経団連も含めた3者での政労使会議は8年ぶりに復活しましたが、政府と連合だけの政労会見は、自民党政権下では2009年を最後に途絶えています。